家賃は固定費の中でも最も大きな金額になることが多いです。大きな負担になる家賃ですが、せっかく大きな金額を支払うのであれば有効に活用したいと思っている方は多いのではないでしょうか。
光熱費や携帯電話、保険料などをクレジットカードで支払いを行っている方は多いと思います。これらの固定費をクレジットカード支払いにすることによってポイントの還元を受けられるなど様々なメリットがあることをご存じの方は多いでしょう。
しかし、みなさんは、家賃をクレジットカードで支払える可能性があることをご存じでしょうか?そこで今回は、家賃をクレジットカードで支払うことができるかどうかについて説明します。
また、家賃をクレジットカードで支払うメリットやデメリットについても説明しますのでぜひ参考にしてくださいね。
家賃をクレジットカードで支払う人が増加中!
一昔前までは、家賃をクレジットカードで支払うことはほとんどの物件で出来ませんでした。
なぜなら、クレジットカード支払いにしてしまうと決済手数料がかかってしまうため、不動産会社や大家さんは余計な費用を負担することになってしまうからです。
しかし、近年、家賃の支払いをクレジットカード支払いにしたいニーズが急速に高まったことやクレジットカード支払いにすることによって家賃を確実に回収できることから、家賃をクレジットカードで支払うことができる物件が増えています。
では、家賃のクレジットカード支払いに対応している不動産会社はどのように見つければ良いのでしょうか?
クレジットカード支払いが可能な不動産会社とは?
クレジットカード支払いが可能な不動産会社は、インターネットや直接問い合わせることによって知ることができます。
不動産会社のサイトによっては、比較項目の中にクレジットカード支払いができるかどうかを載せてくれているサービスを提供しているサイトもありますので比較的簡単に探すことが可能です。
また、クレジットカード支払いをしたい利用者が増えているので、インターネットに載っていなくても直接問い合わせをすればまず間違いなく教えてくれるでしょう。
全体の賃貸物件数から見ると、まだまだクレジットカード支払いが可能な不動産会社は少ないのが現状ですが、年々増加傾向にありますので、お気に入りの物件がクレジットカード支払いできるかどうか確認するようにしてくださいね。
また、引っ越し予定がない方でも、クレジットカード支払いに切り替えたい方も多いでしょう。
そのような方も、不動産会社や賃貸会社に問い合わせをして交渉することによって家賃の支払いを途中からクレジットカード支払いに切り替えることができるケースもあります。
クレジットカードの支払いには様々なメリットがありますので、もしクレジットカード支払いができるのであればぜひ検討するようにしてくださいね。
家賃をクレジットカードで支払うメリットは?
家賃をクレジットカードで支払うメリットには様々なメリットがありますが、主なメリットは5つに集約されます。
- ポイントやマイルを貯められる
- 振り込みなどの手間がかからない
- 家計の管理が楽になる
- 支払いのタイミングをずらせる
- 家賃の振り込み忘れを防ぐことができる
それぞれのメリットについてわかりやすく説明しますのでぜひ参考にしてくださいね。
ポイントやマイルを貯められる
家賃の支払いをクレジットカード支払いにすることによって多くのポイントやマイルを貯めることができます。
冒頭のところで述べましたが、家賃は数ある固定費の中でも最も金額が大きいことが多いので、それだけたくさんのポイントやマイルを貯めることが可能です。
また年会費無料のクレジットカードも多いので余計な費用を掛けずにポイントを貯めることができますし、ポイント還元率やマイルの還元率が高いクレジットカードであれば、さらに効率的にポイントやマイルを貯めることができます。
例えば、月の家賃が10万円でポイント還元率が2%の場合、1か月あたり2000円のポイントが貯まりますので1年間で2万4000円分のポイントが貯まるのです。
一般的な家賃の支払い方法である口座振替や振り込みの場合何も特典はありません。
家賃の支払いをクレジット支払いにする最大のメリットはポイントやマイルを貯めることができることでしょう。
振り込みなどの手間がかからない
口座振替の場合は、まだ良いですが振り込みで家賃を支払う場合、毎月振り込み手続きをしなければなりませんので非常に手間がかかります。
また、ATMや銀行窓口で振り込みを行ってしまうと、場合によっては手数料がかかることになるので毎月無駄な出費をすることになってしまい非常に非効率です。
ネットバンキングで振り込みを行う場合は、簡単に手続きができますし振り込み手数料がかからないケースも多いですが、それでも毎月手続きを行わなければならないことに変わりはありません。
一方、家賃の支払いをクレジットカード支払いにすれば、このような無駄な手続きは必要なくなります。また、クレジットカード支払いの場合、リボ払いなどを利用しない限り、手数料がかかりませんので非常に経済的です。
余計な手間や無駄な出費がかからないことも家賃の支払いをクレジットカード支払いに切り替える大きなメリットといえるのではないでしょうか?
家計の管理が楽になる
家賃の支払いをクレジットカード支払いにすることによって家計の管理が非常に楽になります。
特に、光熱費や保険料の支払い、携帯電話代などすべての固定費を同じクレジットカードで支払いを行えば家計の管理はさらに楽になるでしょう。
最近は、アプリで家計管理ができるものもありますが、クレジットカード支払いにすれば明細を簡単にインターネットで確認できますし、支払い回数も1回にまとめることができます。
簡単に家計管理をすることができることも、家賃の支払いをクレジットカードで行う大きなメリットといえるでしょう。
支払いのタイミングをずらせる
クレジットカードの支払い日は、基本的に使った月の翌月になりますので支払いのタイミングをずらすことができます。
振り込みや口座振替の場合、請求があった月にお金を支払わなければなりませんが、クレジットカードの場合、翌月まで持ち越すことができますので資金繰り楽にすることが可能です。もちろん、クレジットカード支払いに切り替えた月しか、この恩恵を受けることはできませんが、資金繰りを楽にすることができることもクレジットカード支払いのメリットでしょう。
また、あまりおすすめはしませんが、資金繰りがかなり厳しい場合、支払い回数を増やすことに一回あたりの負担を減らすこともできます。
もちろん、支払い回数を増やしてしまうと利息がつきますし、雪だるま式に借金が増えてしまうことにもなりますので注意が必要ですが、ボーナスなどで確実に返せるあてがある場合は利用する価値があるといえるでしょう。
家賃の振り込み忘れを防ぐことができる
振り込みで家賃を支払っている場合、毎月定期的に振り込みを行わなければなりません。しかし、多忙な時などは特に家賃の振り込みを忘れてしまうことがあるでしょう。
家賃の振り込みを忘れてしまうと不動産会社や家主に大きな迷惑をかけるだけでなく信用をなくしてしまうことになりますので大きなデメリットになってしまいます。
その点、家賃の支払いをクレジットカード払いにすれば、支払いを忘れることはありません。
クレジットカードの引き落とし日にしっかりお金を入れておかなければいけませんが、家賃自体は先払いでクレジット会社が払ってくれることになるからです。家賃の振り込み忘れを防ぐことができることも家賃の支払いをクレジットカード払いにする大きなメリットといえるのではないでしょうか?
家賃をクレジットカード払いにする際の注意点
家賃をクレジットカード払いにするメリットは様々ありますが、メリットだけではなく当然注意点もあります。
家賃をクレジットカード払いにする主な注意点は3つです。
- 家賃がポイント対象外の場合がある
- 利用できるクレジットカードが限定される場合がある
- 口座残高に注意!
家賃をクレジットカード払いにする主な注意点についてわかりやすく説明しますね。
家賃がポイント対象外の場合がある
家賃の支払いをクレジットカード払いにする最大のメリットは、ポイントやマイルが貯まることであると説明しましたが、クレジットカードによっては家賃はポイントの対象外になる場合があります。
家賃がポイントの対象外になってしまうと、クレジットカード支払いにするメリットが大きく損なわれてしまいますので、家賃の支払いを行う予定のクレジットカードについてはしっかり確認するようにしましょう。
しっかり確認しないと、最悪の場合ポイントが貯まっていないのにずっとそのクレジットカードを利用し続けてしまう可能性もありますので、必ず確認するようにしてくださいね。
利用できるクレジットカードが限定される場合がある
不動産会社や賃貸会社によっては、家賃の支払いで利用できるクレジットカードを限定しているケースがあります。
ご自身が使いたいと思っているクレジットカードで家賃の支払いができないケースがありますので、家賃の支払いをクレジットカードにしたい場合は、事前に不動産会社や賃貸会社にしっかり確認するようにしましょう。
契約した後に気づいても後の祭りです。不動産会社や賃貸会社によっては事前に利用できるクレジットカードについて教えてくれないケースもありますので、ご自身でしっかり確認するようにしてください。
また、指定されたクレジットカードの場合、新たに作成しなければならないケースもあるでしょう。その場合、当然、新しくクレジットカードを作ることになるので、審査を受けなければなりません。審査結果によっては指定されたクレジットカードを作れないケースも当然あり、そうするとクレジットカードで家賃の支払いを行うことができなくなってしまいます。
家賃の支払いを行うことができるクレジットカードについては、事前にしっかり確認することが非常に重要なのです。
口座残高に注意!
クレジットカードで家賃の支払いを行うと、クレジットカード会社が家賃の先払いを行ってくれることになるので家賃の支払いを忘れることはありませんが、クレジットカードの支払い日に口座残高が足りないと大変なことになってしまいます。
当然、口座残高がないと請求分が引き落とされないことになり、最悪の場合クレジットカードの利用停止になってしまう可能性があるのです。
また、請求分が引き落とされないと、信用情報機関というところに履歴が残ってしまいます。信用情報とはクレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことです。信用情報機関には、個人個人のクレジットカードやローンにまつわるありとあらゆる情報があります。
クレジットカードやローンの申し込みの記録や、支払いの履歴等の情報が集まっているため、クレジットカードやローンの延滞が起こると今後クレジットカードやローンの契約ができなくなってしまう可能性が高くなるのです。
特に、延滞を2回以上繰り返し行ってしまうとかなりの確率で新たにクレジットカードやローンの申し込みができなくなってしまうので延滞は非常に怖いものになります。
ちょっとした不注意で口座残高がないがために今後クレジットカードなどが作成できなくなってしまう可能性がある事は家賃の支払いをクレジットカードにする大きなデメリットと言えるでしょう。特に、家賃は大きな金額になりがちなのでこのような事態が起こりやすくなりますので注意してください。
まとめ
今回は、家賃の支払いをクレジットカード払いにするメリットや注意点について説明をしました。家賃の支払いは不動産会社や賃貸会社によってはクレジットカード払いにすることができます。
一昔前は、ほとんどの物件でクレジットカードの支払いを行うことができませんでしたが、最近は多くの物件でクレジットカード払いができるようになってきました。
家賃の支払いをクレジットカード払いにすることには様々なメリットや注意点がありますが、総じて考えるとメリットの方が圧倒的に大きいでしょう。
現在住んでいる物件や今後引っ越しを考えている物件でクレジットカード支払いができるのであればぜひ検討してみてはいかがでしょうか?