みなさんはスーパーマーケットでクレジットカードを使っていますか?食料品や日用品は普段の生活で欠かせないものであり、家計からの支出としても高い割合を占めています。今回はスーパーでカードを利用すべき理由について説明していきます。
日常の買い物こそクレジットカードのポイント還元が効く
年間で何十万円~百万円近くの日用品を購入していることを考えると、クレジットカードでの支払いを活用することでクレジットカードのポイントを貯めるメリットは大きいと言えます。1%還元と考えても年間で数万円の還元を受けることができますよね。
しかしスーパーマーケットによってはクレジットカードが使えないお店があったり、商品が割高だったりする場合もあります。
せっかくスーパーで賢く買い物をするのであれば、相応の知識を持っておきましょう。特に紹介したいコツは次の3つです。
1)スーパーでクレジットカードを使うメリット
2)クレジットカードが使えない店の見極め
3)家計の大きな助けになるクレカ活用方法
スーパーでのクレジットカード利用でお得に買い物ができれば、年間のお金の節約だけでなく、スーパー選びや支払いの際の時短にもなります。特に主婦の方はスーパーを利用する頻度も高いので、知識として持っておきましょう。
スーパーでクレジットカード決済をするメリットとは?
スーパーマーケットでクレジットカード決済を利用するメリットは、次の5つです。
1.大手ならほとんどのスーパーでクレカが使える
2.サイン不要で会計が時短できる
3.ポイント付与でお得に買い物
4.現金を持たずに行動できる
5.カードの利用明細があるから家計簿が不要
ひとつひとつのメリットについて見ていきましょう。
メリット1.大手ならほとんどのスーパーでクレカが使える
全国展開をしている規模のスーパーマーケットであれば、ほとんどのお店でクレジットカードの決済が利用可能です。例えばですが、イオン、ユニー、イトーヨーカ堂、西友といった系列のお店であればクレジットカードが間違いなく利用できますし、企業ごとのお得なクレジットカードも発行しています。
買い物の前にATMに駆け込む必要もなく、手持ちの現金を気にすることなく買い物ができて安心ですね。
メリット2.サイン不要で会計が時短できる
最近のレジではクレジットカードで支払う場合、一定の金額以下であればサインや暗証番号の入力は不要で会計を終わらせることが可能です。
従来のレジではクレジットカードでの買い物には必ずサインが必要だったこともあり、手間に感じていた人も多いはず。最近ではセルフレジの増加に伴って、サインレスでクレカ決済ができるようになっています。会計の際の時短にもなり、小銭を扱って手が臭くなることもないのでストレスも軽減されますね。
メリット3.ポイント付与でお得に買い物
スーパーマーケットに限らず、クレジットカードでの決済には、ポイントの還元が発生します。0.5%~1%が還元されるクレジットカードが多いですが、日用品の買い物でももちろん還元を受けることが可能です。
現金で支払っている限りはポイント還元はなく、仮に年間50万円の買い物をして還元率が1%だった場合、5,000ポイントもの還元を受けることができます。塵も積もれば山となるではないですが、日常の少額の買い物からポイントを貯めていきましょう。
4.現金を持たずに行動できる
スーパーマーケットでの買い物をクレジットカードで済ませるように工夫すれば、現金を持ち歩かずに生活することができます。現金や財布は意外と重さもあり、無くした場合の補償もないため、常に気を張らなければいけませんよね。現金を持ち歩く必要がなければ、鞄も軽いですし、ATMに駆け込む必要もありません。
5.カードの利用明細があるから家計簿が不要
家計簿をつけたことがある人は分かると思いますが、家計簿を付けるのって意外と大変なのです。ですがクレジットカード決済であれば、決済内容が全てカードの利用明細に反映されるため、そのまま家計簿として使用できます。
毎月クレカの締め日のあとにクレジットカード会社から利用明細が送られてきますが、利用明細の項目には 日付、利用先、利用金額が明記されています。手作業で行っていた記録が自動化されるため非常に楽ですね。
家計簿のアプリによってはクレジットカードの利用明細とデータを連携させることが可能です。自動で計算し、分類分けもしてくれるため、忙しい人やデータをしっかり取りたい人にはおすすめです。
月に何度も日用品の買い物でスーパーにいくと思いますが、クレジットカードで決済するだけで上記のようにたくさんのメリットがあります。クレカ決済に抵抗が無い人はすぐにでも利用すべきです。
ですが、ごく一部のスーパーマーケットではクレジットカードで支払いができません。お店によって異なるクレジットカード決済の可否ですが、次の章ではクレカ利用の確認方法を説明します。
個人経営や小規模なスーパーはクレジットカードが使えない?
先述のようにほとんどの大手スーパーであれば、、クレジットカードは間違いなく利用可能です。しかし個人経営や小規模のスーパー、激安スーパーなどではクレジットカードの決済ができないことがあります。
なぜクレジットカード決済ができないのか、またクレジットカードが使えるかを確認する方法をこの章では説明します。
クレジットカードを使うことでスーパーの利益が減るから
小規模のスーパーや激安スーパーでクレジットカードの決済ができない理由は、クレジットカードの決済手数料をお店が負担する分、お店の利益が減ってしまうことが理由です。
クレジットカードを使用する人の代わりに店舗が決済手数料を支払う仕組みのため、スーパー側としては単純に売上から手数料分がマイナスになってしまいます。
たとえば、現金で1万円の支払いの場合であれば、お店としては1万円が利益となりますが、買い物客がクレジットカードで支払いをした場合には、1万円からクレジットカードの決済手数料の数パーセント、つまり200~500円を引いた額に、利益が減ってしまいます。
そのため、クレジットカードの決済手数料が痛手になる小規模なスーパーや激安スーパーでは、利益が減ってしまうことを防止するために、クレジットカード決済ができないようにしています。
クレジットカードが使えるかどうかを見極める方法は?
では、どのようにしてクレジットカードが利用できるかどうかを見極めればいいのでしょうか?見極め方は非常に簡単で、スーパーの入り口付近やレジの近くに「クレジットカード国際ブランド」のステッカーやイラストがあればクレジットカードの利用ができると考えてください。
クレジットカードの国際ブランドとは、例えばVISAやMaster Card、JCBといったブランドです。みなさんもCMなどで一度は目にしたことがあると思います。国際ブランドのロゴが確認できれば、クレジットカード決済ができると考えて問題ありません。
しかし、手持ちのクレジットカードと、お店に記載がある国際ブランドが一致しない際には注意が必要です。手持ちのクレジットカードが対応していない可能性があります。
よくあるクレカ決済ができない状況として、「お店はVISAとMaster Cardのみに対応」「自分はアメリカン・エキスプレスのクレジットカードを持っている」という場合があります。アメリカン・エキスプレスは世界的には普及していますが、日本での普及率がやや低いこともあり、使えないお店も少なからずあります。
会計の瞬間になって「このクレジットカードは使えません」というのはとても恥ずかしいですよね。必ず「自分のクレジットカードの国際ブランドが、スーパーが対応しているクレジットカードか」を、事前に確認しておきましょう。
無理にクレジットカードを使わなくてもお得な場合がある
ここまでクレジットカードの利用についておすすめのポイントを紹介していましたが、スーパーの価格設定によっては、現金払いでも十分にお得になる場合もあります。
次のような場合では現金払いの方がお得になります。
5,000円の会計をクレジットカードで決済。1%のポイント還元で実質4,950円)セールや激安スーパーで同じものを4,500円で現金で支払った
この場合だと現金での支払いの方がお得になります。クレジットカードでの支払いが常にお得という訳ではないので気を付けましょう。
スーパーでクレジットカードを利用するメリットまとめ
ここまでスーパーでクレジットカードを利用するメリットと見極め方法について説明してきました。クレジットカードの利用に慣れていない人からすると、クレジットカードは「大きな買い物」「通販をするとき」「海外で使う」といったイメージがあるかもしれません。
しかし日常のスーパーでの買い物でも、少額の買い物が積み重なるため年間で何十万円もの買い物になります。クレジットカードで決済をしておけば1%ほどのポイントが貯まっていくため、コツコツの積み重ねが大きな節約になって戻ってきます。
自分のクレジットカードの還元率は何%なのか、自分はどのような買い物スタイルをしたいかなど、メリットとデメリットも見極めたうえで上手に買い物ができるようになりましょう。