一昔前までどこか特別な存在だったドローン。今や誰でも買える存在となり多くのシーンで活用されています。
本記事はこれからドローンを買おうとしている方、導入しようとしている方向けの記事となっておりまして、国内で取り扱っているメーカー、またその特徴、値段を比較しご自身にあった最適なドローン購入の手助けになればと思っております。
中でも近年人気がでてきているWiFi内蔵型カメラ付きドローンですが、WiFiが内蔵されていることのメリットを交えつつ如何に便利か、WiFiが内蔵されていることでどういったことが可能になるのか、またそれがどのモデルで実現可能なのかも合わせて解説していこうと思います。
ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
WiFi内臓のドローンとは?
WiFi内蔵型カメラ付きドローンとは、ドローン本体がWiFiを発信し、スマホやタブレットと接続することができるドローンを意味します。
WiFi接続することによって、ドローンに付けたカメラで撮影した映像をリアルタイムにスマホやタブレットでチェックすることができます。FPVのように、大迫力かつ臨場感あふれる映像を体験できるため、ドローンの中でも特に人気が高い種類となっております。
現在、多くのドローンメーカーが国内外問わずありますが、日本産ドローンのシェアは全体の4%にとどまっておりアメリカの40%には到底及ばない数字となっております。
近年中国も力を入れており、後述するDJIを筆頭に多くのメーカーが台頭しております。このDJIが今現在、最も人気のあるドローンメーカーと言われております。
DJI
前述しました通り、最も人気かつ導入として適しているメーカーはDJIです。
中でもPhantomシリーズが人気を博しており、世界のドローンマーケットにおけるシェア率は約70%とも言われております。
ドローンを語る上で欠かせないメーカーとなるので頭に入れておきましょう。
Phantomシリーズ 4Pro V2.0
最大の特徴はなんと言っても、手軽にプロ並の映像を撮影できることです。
1インチ2,000万画素のCMOSセンサーや5方向障害物認識など、多くの機能が搭載されています。こちらは中級者~のかたにおすすめで、お値段も207,680円となっております。
WiFi内蔵型カメラ付き Mavic Mini Fly More コンボ
こちらはWiFi内蔵型カメラ付きドローンのジャンルにおいて今1番注目されているといっても過言ではないほど人気を集めております。特徴はなんといってもFPVができることと合わせて信頼のおける安心のメーカーということが言えるでしょう。
移動距離、コンパクト具合、動画の質など申し分ないとの声が多くあります。こちらは46,200円でコストパフォーマンスはいいと評判を生んでいる商品になります。
DJI MINI 2
DJIの中でも特に初心者の方におすすめなのが、DJI MINI 2になります。
こちらの料金は59,400円で、初心者の方はもちろん、上級者の方も飽きない作りです。
199gのコンパクトながらも4Kのハイスペックなモデルとなっており、最大飛行時間は18分、最高高度は3,000 mというスペックとなっております。
このスペックの機体にしては料金は手頃で、非常にコストパフォーマンスがいいドローンです。
Ryze Tech
Ryze Techは、上記で紹介したDJI社とインテル社が共同開発したドローンを販売しているメーカーです。
Tello
TelloはWiFiが内蔵されておりドローンを体験するのに最適なモデルとなります。
小さいですが最低限の機能は備えていて、かつ操作もシンプルなので、ドローンとはどういうものかがわかりやすい機体ということで人気を集めています。
料金も12,000円程度と入門には最適なドローンとなります。
GoPro
次におすすめするメーカーは、GoProです。
GoProは、スポーツなどのアクティブなシーンで活躍するカメラというのがイメージにあると思いますが、ドローンも独自に開発しています。
HERO 11 BLACK MINI
GoproはKarmaと呼ばれ、GoProの持つアクションカメラの性能をふんだんに活かしたドローンとなっております。
したがってアウトドアでドローンを楽しみたい方におすすめのメーカーになります。スペックは4K画質で、1200万画素での静止画を撮影でき、単写、連写、タイムラプスなどの撮影が可能となっております。
三軸ジンバルとともにHERO5 Blackのアクションカメラを装着しており、安定した撮影が可能になります。
また収納の観点からも特徴的です。
Karma自体比較的大きいドローンなのですが、持ち運びがしやすいようにケースがバックパックの形状をしており、利用者にとっては非常に嬉しい工夫がされております。
付属品も全てケースにいれた状態で移動できるので非常に便利です。
しかし残念なことにGoproは現在、ドローン事業から撤退しており今後新しい作品が発売されることはありません。
2018年にマーケット競争の厳しさやドローンの規制が厳しくなったことを受けて、撤退を余儀なくされたようです。
廃盤となってしまったKarmaですがカメラを別のドローンに装着して楽しむことはできるため引き続きお楽しみいただくことはできます。
サポート自体も継続して受けることができるため、安心して使うことができます。
京商
次にご紹介するのが日本製の【京商】です。
KYOSHO EGG QuatroX
ラジコンメーカーである京商が開発する「KYOSHO EGG QuatroX」は、世界最小のトイドローンとなっております。
小型ながら見た目からは想像できないほど安定性の高い飛行性能が持ち味となっております。
室内がメインとなりますが、もちろんアウトドアでの利用も可能で、料金も10,000円前後と非常にコストパフォーマンスの良いドローンです。
飛行練習用として購入している方も多く、本命の本体と併せて使うこともおすすめします。
他にも特徴的な部分としては、10台まで同時飛行が可能なため友人とアクロバット飛行を競うことも可能です。
こちらは初心者~中級者の方々におすすめのドローンです。
Parrot
最後にご紹介するのは、フランスのParrotです。
こちらはフランスのメーカーでデザイン性の高いドローンを多く開発しています。
見た目もこだわりたいという方にはおすすめのドローンです。
本格的なBebopシリーズをはじめ、トイドローンやミニドローンなどの種類豊富なラインナップも特徴になっております。
こちらは初心者~上級者まで幅広い方におすすめできるメーカーで料金も20,000円前後とお手頃な価格でお買い求めできます。
Mamboシリーズ
Parrotのドローンの中で、人気のシリーズがMamboです。
Mamboはミニドローンのため、初心者の方でも操縦しやすい作りになっております。
またFPV(ファースト・パーソン・ビュー)が可能となっているため、付属のFPV専用ゴーグルをつけることによってドローンレースでお馴染みのあのアングルでドローン飛行を楽しむことができます。
大手Parrotがつくっていると言うこともあり、交換部品の入手もストレスなくスムーズにできます。
ミニドローンは一見おもちゃのような見た目から誰でも操作可能のように思えますが、14歳未満の子供による飛行をParrotは禁止しております。
近年ドローンによる事故が多発していることもあり、資格導入が検討されるなど今後多くの規制が生まれてくることでしょう。
年齢制限こそあるものの、操作に関しては初心者でも数分で飛ばし方が理解できます。
飛行モードは3種類から選択可能で、イージーモード、ドリフトモードそしてレースモードとなっております。イージーモードでは水平・垂直両方向ともが安定化され、ドリフトモードでは水平方向の安定化がオフにされ、そして、レースモードではオートパイロットが全てオフにされることで、本来の性能で操作することができます。
一つのドローンで初心者から上級者まで利用可能な設計となっており、非常にスペックの高いドローンと言えます。
まとめ
初心者におすすめのドローンを紹介させていただきました。
メーカーによって特徴が大きく異なるため、自分が何を優先させるかを見極める必要があります。
料金なのか、クオリティなのかはたまた、操縦のしやすさなのか。少し扱えるようになってきたらWiFi内蔵のものもトライするもよしです。
用途に応じても大きく異なってくるため、一度レンタルなどを活用してから徐々にドローンの世界に飛び込むのもいいかもしれません。