ドローンの認知度が上がり手に入りやすくなったと同時に事故も右肩上がりな昨今。
そのことで規制が厳しくなり、どこでも誰でも気軽に飛ばしていいというわけではなくなりました。
この記事では、飛行禁止エリアと飛行可能エリアの紹介をしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ドローンのルール作り
ドローンの利用シーン拡大に伴い、事故や違反も増加傾向にあるため機体情報を管理し安全確保のルールを、より整備していく方針を政府は発表しております。
法改正を受け、国土交通省は2022年6月20日から登録制度を導入し、申請手続きは昨年の12月20日からすでにインターネットで始まっております。
航空法が規制対象とする100g以上のドローンの所有者は、氏名や住所、機種などを国土交通省に申請し、個別の登録記号の通知を受ける必要があります。
また、落下事故が多いなどの安全性に問題がある機種については、登録を認めないことになっています。
IDは、飛行時に機体にシールを貼るなどして表示する必要があり、登録せずに飛行させた場合は、50万円以下の罰金に処せられます。
将来的にはドローンから電波発信される機体情報を管理し、飛行中の機体を把握できるようにしたいと声明が出ております。
ドローンの規制エリアとは?
特に東京はほとんどが規制エリアに該当しているため、気軽に飛ばすことは難しいです。
東京に限らず下記エリアでは飛行が禁止されているため、注意が必要です。
- 空港等の周辺の空域
- 緊急用務空域
- 地表又は水面から150m以上の高さの空域
- 人口集中地区の上空
ドローンの飛行可能な場所を紹介
今回は、規制が厳しい状況下でも認可が下りているドローン飛行可能な東京近郊の場所をご紹介します。
①古河市ドローン練習場(無料)
住所 | 〒306-0036 茨城県古河市桜町17-43 |
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電話 | 0280-22-5111 |
茨城県古河市にある市営の無料ドローン練習場で、河川敷にある野球グラウンド2つ分のスペースがあり、開放的にドローンの練習をすることができます。
東京都心部からも1時間強と、好立地でアクセスがしやすいのも特徴的です。
古河市の職員の方の「古河市を知って欲しい」という想いから、無料の練習場が実現したとのことです。
利用方法は、古河スポーツ交流センターに利用申請をしてからでお願いします。
Flying World(大岩フラワーガーデン)(無料)
住所 | 〒377-0541 群馬県吾妻郡中之条町大字上沢渡3215 |
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電話 | 0279-66-2252 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
料金 | 半日:1,000円 1日:1,500円 |
大岩フラワーガーデンはこれまで、ひまわりや菜の花畑の生育期間中は閉園していました。
しかし、広大な土地を有効利用するため、ドローンの有料練習場としてオープンしました。
大岩フラワーガーデンは基本的に有料ですが、注目すべきは鳥追い係は無料という条件です。
鳥追い係というのは、6月頃から始まるひまわりの種まきシーズンに、種や芽を食べに来る鳥をドローンで威嚇する係のことで、この係を担当すれば練習が無料でできます。
なお、無料で利用するにあたってはいくつか条件があります。
- 真剣に監視や威嚇を行い、且つ1日4時間以上できる方
- 電源は無料貸し出しがあるものの、バッテリーを複数個持っている方
条件がありますが、逆にこの内容を守れば無料で使えるということであれば文句はないでしょう。
都心からのアクセスという点では古河市ドローン練習場に劣るものの、広大な土地と山の絶景が見所で、鳥追い係ならば無料で利用できる点は要チェックポイントです。
有料ドローン練習場
ここからは有料のドローン練習場を紹介します。
足立室内ドローン練習場@TPL(有料)
住所 | 〒121-0061 東京都足立区花畑4-33-4 マイエススイミング花畑アウトプール内 |
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電話 | 090-8595-1888 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
料金 | 平日:4,000円~ 土日祝:8,000円~ |
こちらは廃プールを利用して作られたドローン練習場です。
プールの水槽のスペースがあるので、屋内でも伸び伸びとドローンの練習ができます。
5mの高さがありますが、プールサイドだった場所に立って操縦するので、見上げることなく目の高さでも飛行を行えるという特徴があります。
ライオンズファシリティ(有料)
住所 | 〒130-0023 東京都墨田区立川2-10-10 |
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電話 | 03-6240-2053 |
営業時間 | 12:00~22:00 定休日:月・火 |
料金 | 平日:30分880円~ |
ドローン初心者にもおすすめのドローン練習場が、自由に飛ばせるフライトエリアは、30分毎の利用料金で平日税込み880円、土日祝日税込990円で利用できます。
この施設の特徴は、フライトエリアを借りて練習できるだけでなく、ドローンレンタルや初心者のためのフライトサポート講習、安全運用講習などドローンを安全に操縦するためのイベントや講習があることです。
許可申請を検討している人向けの目視外飛行練習も行われています。
また、ライオンズファシリティはドローン購入を考えている人にもおすすめの練習場です。
DJIのドローンを扱ったショールームが併設されており、気になっているドローンをその場で触って、購入を検討できます。
しかも、そこで購入した機体はライオンズファシリティのスタッフによって初期設定、フライトサポートをしてもらえます。
非常に手厚いサービスが受けられるこの施設はおすすめです。
ドローンを初めて操縦するのは思っている以上に難しいものです。スイッチを入れてすぐに墜落させて壊してしまうなんてこともあり得ます。
ライオンズファシリティなら購入から操縦サポートまで同じ場所でできるため、ドローンによる安全な空撮を楽しめるのです。
上記の施設以外にも多くの施設が年々できているためぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ドローンのレンタルスペース
今まで専用練習場を紹介してきましたが、有料の体育館やレンタルスペースなどでも許可を得ている場所は多くありますので都度確認は必要です。
ウニコート(有料)
住所 | 〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町3-4 |
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電話 | 044-333-8111 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
料金 | 3,600円~ |
倉庫を改装した多目的エリアです。バスケットコートになっていますが、ダンス、撮影、セミナーなど、様々な用途で用いられています。
室内でのドローン操縦にぴったりの場所です。
法人プランや貸し切りプランなどプランによって価格は異なりますが、平日基本プランの場合、1時間3,600円~です。
OKUTAMA+(有料)
住所 | 〒198-0102 東京都西多摩郡奥多摩町川井594 |
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電話 | 0428-85-8575 |
営業時間 | 24時間営業 |
料金 | 10,000円~ |
旧古里中学校を利用したフリースペースです。
椅子と机など、教室の様子をそのまま残しているため、空撮の撮影テクニックの練習にも最適です。
個人利用の場合、1時間10,000円で利用できます。
まとめ
挙げたらキリがないほど都内近郊にはドローン練習ができる場所はあるため、会場検索サイト等でお住まいの近くないか調べてみるのも面白いかもしれません。
思い立ってから会場探しに役立つサービスとして話題になっているのが「SORAPASS」というアプリです。
このアプリのおかげで簡単に飛行禁止区域がわかります。
アプリ上の写真の赤い部分や緑の部分が飛行禁止区域にあたります。東京都はほとんど真っ赤であることがひと目でわかるにと思います。
そのため都内の練習場はほとんど屋内ですが、屋内にはドローンを飛ばす立体的なコースがあり、無料練習場にはない魅力も兼ね備えているので、一度は利用を検討してみて損はないでしょう。
東京などの都市部の方は少し遠出をするか有料の練習場を利用するしかなさそうですが、SORAPASSを見て赤いエリアの隙間で飛ばせる場所を探していくのも一つの楽しみかもしれません。
ドローン自体、使用には常に危険が伴うものなのでどこでも飛ばせる訳ではないですが、利用する人がしっかりとマナーを守り安全な使い方をしていれば理解が深まり、古河市のような無料でドローンの練習ができる場所が増えるかもしれません。