近年、大幅に利用者も増えたキャッシュレス決済ですが、「種類がありすぎてどれを使ったらいいか分からない」という声は、少なくありません。
利用するのであれば、日常生活の中でよく利用するお店やサービスの延長線上で使うということも、一つの選択肢と言えるでしょう。
そんな中で、利用者も多い「ゆうちょ銀行」ですが、ゆうちょ銀行と連携して使うことができる「ゆうちょPay」があるのをご存知でしょうか?
普段から、よくゆうちょ銀行を利用している方であれば、お金の管理だけではなく支払いにも使うことができるので、今よりも便利に利用することができますよ。
この記事では、そんなゆうちょPayにスポットを当てて、利用するメリットやサービスの特徴、デメリットについて解説していきますので、参考にしてみてください。
ゆうちょPay(ゆうちょペイ)とは?基本情報や特徴について
ゆうちょPay(ペイ)は、本人名義の総合口座(通常貯金)をお持ちの方であれば、誰でも利用することができるキャッシュレス決済アプリです。
引用:ゆうちょ銀行 公式サイト
キャッシュレス決済アプリというと、銀行口座からチャージして使ったり、クレジットカードと紐付けしてチャージして使うイメージが強い方も多いでしょう。
しかし、ゆうちょペイは、紐付けしたゆうちょ銀行の口座から直接支払った金額が引き落としされるため、チャージする手間は不要です。
仕組みで言えば、デビットカードと似たような決済方法になるので、買い物時にわざわざ現金をおろして買い物するような手間を省くことができるので、便利に使えます。
ゆうちょPay(ゆうちょペイ)を利用する際に必要なものは?
ゆうちょペイを利用する際に必要なものとしては、
- iOS10.0以降のiPhoneまたはAndroid5.0以降のスマホ
- 本人名義の総合口座
上記の2つのみです。
上記の2点を持っていれば、年齢制限なくどなたでも利用することができるので、審査ありのキャッシュレス決済とは違い、心配なく利用することができます。
ゆうちょペイで利用することができる金額は、あくまで口座の残高内にはなりますが、制限としても1日200万円、1月で500万円と使える金額が大きいことも利用しやすいポイントです。
ゆうちょPay(ゆうちょペイ)を利用するメリットとは?
では、ゆうちょペイを利用するメリットについても解説していきます。
ゆうちょペイのメリットとしては、以下の5つが挙げられます。
- 支払った分はゆうちょ口座から即時引き落とし
- 使いすぎの心配がない
- スマホでスムーズに支払いができる
- アプリ内で口座残高の確認が可能
- 未成年でも登録が可能
それぞれ見ていきましょう。
支払った分はゆうちょ口座から即時引き落とし
引用:ゆうちょ銀行 公式サイト
ゆうちょペイは、お伝えしたように決済する金額が、ゆうちょ口座から即時引き落としにて決済されます。
利用限度額も大きいキャッシュレス決済アプリなので、高額な支払いが必要な際に、現金を持ち歩く必要がなくなることも、メリットと言えるでしょう。
使いすぎの心配がない
引用:ゆうちょ銀行 公式サイト
ゆうちょペイは、口座残高分のみでしか利用することができないので、使い過ぎる心配がないこともメリットと言えます。
キャッシュレス決済には、
- 前払い
- 即時決済
- 後払い
上記3つのタイプがありますが、後払いになった場合に、使い過ぎてしまって後々、後悔するケースも珍しくはありません。
ゆうちょペイでは、即時決済となるためその心配がなく、便利に利用することができると言えるでしょう。
スマホでスムーズに支払いができる
引用:ゆうちょ銀行 公式サイト
ゆうちょペイは、加盟店でスマホをかざすだけで決済することができるため、支払いをスムーズに済ますことができます。
スーパーやコンビニなど、現金払いで支払いに手間がかかったり、細かい金額を支払うとなると、時間がかかる経験をしたことがある方は多いと思います。
ゆうちょペイを利用することで、そのような手間を省くことができるので、非常にスムーズな支払いをすることが可能です。
また、公共料金や税金などの請求書もゆうちょペイではスムーズに支払うことができます。
支払いが必要な請求書が、ゆうちょ銀行対応の払込取扱票であれば、ゆうちょペイアプリから読み取って支払いすることができるので、わざわざ銀行やコンビニに行く手間なく支払いが可能です。
ゆうちょペイを利用することで、様々な支払いをスムーズにしてくれるのは、利用して実感できるメリットと言えるでしょう。
アプリ内で口座残高の確認が可能
引用:ゆうちょ銀行 公式サイト
ゆうちょペイは、支払いだけではなく口座残高をアプリから確認することができることもメリットとして挙げられます。
支払い時に残高不足にならないよう、事前に確認することや支払いに関係なく、口座残高が知りたいときにも、アプリを通じてすぐに確認ができるので、非常に便利です。
普段使いでなくても、キャンペーンでポイントがもらえることもあるので、普段は残高確認用として、お得な時には決済に使うというような使い方も、費用がかからないゆうちょペイなら最適です。
また、クーポンの配信もあるので、使えるお店のクーポンがあれば、お得に買い物もすることができます。
未成年でも登録が可能
未成年の方でも登録及び利用ができることも、ゆうちょペイのメリットと言えるでしょう。
現金を持ち歩くことで、紛失などのリスクが伴いますが、ゆうちょペイであれば、本人の口座さえあれば未成年でも使うことができるので、現金を持ち歩くリスクを軽減することができます。
国内でもキャッシュレス化が進む中で、若いうちからお金の使い方やお得な使い方を学んでおくことで、将来にも役立つはずです。
その点ではゆうちょペイは使いやすい決済アプリと言えるのではないでしょうか。
ゆうちょPay(ゆうちょペイ)の利用方法は?
ゆうちょペイをこれから利用される方向けに、インストールから利用までの方法について、解説していきます。
ゆうちょペイのインストールから利用までの流れ
ゆうちょペイを利用するにあたって、以下の流れでインストールから初期設定を進めていきましょう。
- お使いのスマホで「ゆうちょPay」アプリをインストールする
- アプリを起動して「ご利用を始める」をタップする
- 「初めてゆうちょPayをお使いになる方」をタップする
- メールアドレスとご希望のログインIDを入力して「確認コードを送信」をタップする
- 登録したメールアドレスにメールが届くので、リンクをタップして確認コードを送信する
- アカウント情報を入力する
- 口座情報を入力する
- キャッシュカードに登録している暗証番号を入力する
- 本人確認のため電話番号入力の上、電話にて確認コードを聞き取り入力すれば、登録完了!
上記の流れで、初期設定することですぐに利用を開始することができます。
時間にすれば数分で完了しますので、まずは初期設定から始めていきましょう。
ゆうちょPay(ゆうちょペイ)のデメリット
ゆうちょペイを利用するにあたっての注意点も紹介していきます。
ゆうちょペイの知っておきたいデメリットしては、以下の通りです。
- ポイント還元がない
- 使えるお店が少ない
それぞれ見ていきましょう。
ポイント還元がない
ゆうちょペイでは、支払った金額に応じて還元されるポイント特典がありません。
他のキャッシュレス決済アプリでも、チャージ金額や利用金額に応じて、ポイント還元されるサービスもありますが、ゆうちょペイでは還元を受けることができません。
そのため、ポイント還元目当てで利用するには適していないので注意しましょう。
しかし、ゆうちょペイではキャンペーンなどにより、条件をクリアするとゆうちょPayポイントがもらえる特典はあります。
ゆうちょPayポイントについては、1ポイント1円で現金として使えるので、キャンペーンを利用することで、お得に使えることは可能ですのでしっかりと活用していきましょう。
使えるお店が少ない
ゆうちょペイでは、使えるお店がまだまだ少ないというのも現状です。
他のPayPayや楽天ペイなどと比べると、使えるお店は少なく普段他のキャッシュレス決済アプリを利用している方であれば、よりこのデメリットは感じられるかもしれません。
これから順次、使えるお店は拡大されることが想定されますが、現時点では使えるお店が少ないということは理解しておく必要があるでしょう。
まとめ
ゆうちょ銀行と連携して便利に使えるのゆうちょPayについての、特徴やメリット・デメリットについて解説してきました。
ゆうちょペイは、ゆうちょ銀行の総合口座を保有していれば、審査不要で誰でも利用することができます。費用もかからずに、以下の5つのメリットがあるキャッシュレス決済アプリなので、とてもおすすめです。
- 支払った分はゆうちょ口座から即時引き落とし
- 使いすぎの心配がない
- スマホでスムーズに支払いができる
- アプリ内で口座残高の確認が可能
- 未成年でも登録が可能
ぜひ、ゆうちょ銀行をメインバンクで利用している方は、合わせてゆうちょペイを利用してみてはいかがでしょうか。