クレジットカードを作ろうとするとき、「クレジットカードの種類が多すぎてどの会社を選べばいいか分からない」「自分にとって一番お得なカードってどれだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、そんなお悩みが解決します。
おすすめのクレジットカード10種類と、国際ブランド、クレジットカードを選ぶ際のポイントをご紹介します。
この記事を参考に最強のクレジットカードを見つけてください。
おすすめのクレジットカード10選とそれぞれのカードの特徴
クレジットカードはたくさんありますが、それぞれの特徴やメリットにはあまり詳しくない人も多いのではないでしょうか。
数が多すぎて、自分で比較するのは面倒ですよね。
本当にお得なクレジットカードを見つけるために、初心者にも分かりやすく、以下の事項を基準にして表にしました。
- 申し込み資格
- 年会費
- 国際ブランド
- もらえるポイント
- ポイント還元率
- ポイントの使い道
- 付帯保険
- マイル
- 追加カード
- 電子マネー
- 対応スマホ
- 発行スピード
- その他お得情報
- キャンペーン
楽天カード
(公式サイト:楽天カード)
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、JCB、American Express、MasterCard |
もらえるポイント | 楽天ポイント |
通常ポイント還元率 | 1%~3% |
ポイントの使い道 | ・楽天グループサービスで使う ・楽天グループのキャッシュレス決済で使う ・月々の支払をポイントで支払う ・投資信託の積み立て ・国内株の購入 ・楽天ペイ(アプリ決済)でポイント支払い ・楽天Edyにチャージ(還元率0.5%)など |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・海外旅行傷害保険利用付帯 ・海外旅行のwifi、レンタカーの優待 ・ラウンジ利用など |
マイル交換 | ANA |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費550円) |
電子マネー | ・楽天Edy ・nanaco ・Suicaなど ※チャージ利用分に例外なくポイントが付与されるのは楽天Edyのみ ※Andoroido限定で楽天ペイ(アプリ決済)でSuicaを発行した場合チャージ時に0.5%の楽天ポイントが貯まる |
スマホ決済 | 楽天ペイなど |
発行スピード | 約1週間 |
その他お得情報 | ・楽天ペイを使用し楽天カード支払いをすることでポイントの二重取りが可能(還元率1.5%) ・その他加盟店独自のポイントカードも併用すればポイントの三重取りも可能など |
キャンペーン | 新規入会&利用で5000ポイントポイント付与 |
楽天カードを選択するべき人
- 楽天経済圏で生活している(楽天市場、楽天トラベル、楽天でんき、楽天ひかり、楽天モバイル、楽天銀行、楽天証券、楽天保険など
- とにかくポイントをたくさん貯めたい人
エポスカード
(公式サイト:エポスカード)
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA |
もらえるポイント | エポスポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5% |
ポイントの使い道 | ・マルイでの買い物 ・ネット通販利用分をポイントで割引 ・エポスvisaプリペイドカードに移行 ・商品券に交換(交換手数料なし)など |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険自動付帯 |
マイル交換 | ANA JAL |
追加カード | ETC(年会費無料) |
電子マネー | ・モバイルSuica ・楽天Edyなど |
スマホ決済 | ・ApplePay ・PayPay ・エポスPay ・d払い ・楽天ペイなど |
発行スピード | 最短即日 |
その他お得情報 | ・ポイントアップサイトを利用するとポイント還元率が2~30%にアップするのでお得 ・カラオケやその他施設10,000施設で優待あり ・楽天Edy、Suicaにエポスカードでチャージすることでポイントの二重取りが可能など |
キャンペーン | 入会特典で2,000円分のエポスポイント付与 ※マルイでの店頭受取を選択の場合は、マルイでの買い物に使用できる2,000円分のクーポンのプレゼントなど |
エポスカードを選択するべき人
- 海外に行く機会が多い人
- マルイでよく買い物をする人
- 無料でゴールドカードを利用したい人
※エポスカードの利用状況によってインビテーションが届く
dカード
(公式サイト:dカード)
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
もらえるポイント | dポイント |
通常ポイント還元率 | 1% |
ポイントの使い道 | ・docomo支払い ・Amazonでのd払い ・メルカリ ・dショッピングなど ※通販での還元率は1% ・dポイント加盟店(ローソン、マクドナルドなど) ※加盟店での支払いは還元率0.5% ・支払いにdポイントを使用した場合、ポイントは付与されず ・dポイント投資 ・Pontaポイントに交換 ※交換の際に手数料250ポイント必要 ・dカードプリペイドにチャージなど |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・dカードケータイ補償 ・お買物あんしん保険 ・カードの紛失・盗難の補償 ・VJデスク(旅のサポート) ・海外レンタカー優待サービス ・海外緊急サービス ・海外旅行保険(dカード会員は29歳以下のみ対象) ・国内旅行保険(dカード会員は29歳以下のみ対象)など |
マイル交換 | JAL(dポイント5000ポイントでJALマイル2500マイルと交換) |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費実質無料) |
電子マネー | iD ※電子マネーチャージにポイントは付与されないので注意 |
スマホ決済 | Apple Pay d払いなど |
発行スピード | 約1週間 |
その他お得情報 | ・dポイントカードを提示しスマホ決済のd払いもしくはdカードによるクレカ決済でポイントの二重取りが可能に。 ・マツモトキヨシ・メルカリ・エネオス・ドトール・スターバックスが特約店(最大5%還元) |
キャンペーン | ・合計3万円以上のdカード支払い+お得情報のメール設定でdポイント1億円分山分けキャンペーン(2021年8/31まで) ・新規入会+各種設定+エントリー+利用で合計最大8000円プレゼントなど |
dカードを選択するべき人
- ドコモ生活圏で生活する人(ドコモユーザー、ドコモ光)
- 特約店によく行く人
- Amazonやメルカリを利用する人
三井住友カードナンバーレス
(公式サイト:三井住友カードナンバーレス)
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard |
もらえるポイント | Vポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5%(コンビニ大手3社、マクドナルドで最高5%還元) |
ポイントの使い道 | ・Visa加盟店でのネット通販 ・iOSの場合はiD androidの場合はVisaタッチ決済加盟店での店頭支払い ・カード支払いに充当できるキャッシュバック ・ギフトカードに交換(1ポイント0.8円) |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険の利用保険(最高2000万円) |
マイル交換 | ANA、ブリティッシュエアウェイズ、Aviosマイル、クリスフライヤー・マイル、フライングブルーマイル、ミッレミリア |
追加カード | 家族カード(年会費無料、人数制限なし) ETC(年会無料) |
電子マネー | iD、Visaタッチ、mastercardコンタクトレス、PiTaPaカード、三井住友カードWAONなど |
スマホ決済 | Apple Pay、楽天ペイ、Google Payなど |
発行スピード | 最短5分(カードは後日郵送) |
その他お得情報 | ANAカードを所有し三井住友NLカードでコンビニやマクドでタッチ決済すると5%分一般ポイントがもらえる。 200円利用で10ポイント=6マイルとなりANAプレミアムカードより還元率が高くなる。 |
キャンペーン | 新規入会+利用で最大13,000円分のポイント付与(2021年9月30日まで) |
三井住友カードナンバーレスを選択するべき人
- コンビニ・マクドナルドをよく利用する人
- ANAカードを所有し、コンビニ・マクドナルドの利用の際に使い分けができる人
- 即日クレジットカードを利用したい人
イオンカードセレクト
(公式サイト:イオンカードセレクト)
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB |
もらえるポイント | ときめきポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5%(イオンで1~2%) |
ポイントの使い道 | ・WAONにチャージして加盟店で利用 ・商品券に交換(別途手数料250ポイント必要) |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・ショッピングセーフティ保険(年間50万円まで) ・クレジットカード盗難補償など ※海外旅行傷害保険は付帯せず |
マイル交換 | JAL |
追加カード | 家族カード(年会費無料、人数制限なし) ETC(年会無料) |
電子マネー | WAON |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、PayPayなど |
発行スピード | 約2週間 |
その他お得情報 | ・イオンのポイント5倍デーや5%オフなどの特典あり ・ATMの入出金手数料無料 ・WAONオートチャージ設定をすればポイントの二重取りが可能に |
キャンペーン | 新規入会+対象店舗での買い物で20%還元(上限4000円、2021年8月31日まで) |
イオンカードセレクトを選択するべき人
- イオングループで買い物をする人
- キャッシュカード、電子マネー、クレジットカード一体型なので、カード枚数を減らしたい人
VIASOカード
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | MasterCard |
もらえるポイント | VIASOポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5%(VIASOeショップ利用で最大5%、特定の携帯会社・ETC・特定のネット回線利用で1%還元) |
ポイントの使い道 | ・オートキャッシュバック |
換金方法 | 利用している口座に自動でキャッシュバック(※1000円以上から、年間1000ポイントに満たない場合は失効) |
付帯サービス | ・海外旅行傷害保険の利用保険(最高2000万円) ・ショッピング保険(年間100万円※国内では分割払い、リボ払いのみ対象) |
マイル交換 | なし |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費無料) |
電子マネー | QUICPay |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Payなど |
発行スピード | 最短1営業日 |
その他お得情報 | ・VIASOeショップはアマゾン、楽天とも提携している |
キャンペーン | 新規入会で最大10,000円キャッシュバック(条件を満たす場合) |
VIASOカードを選択するべき人
- ポイントを現金化したい人
- はやくクレジットカードを使用したい人
- ネットショッピングをよく利用する人
JCB CARD W
(公式サイト:JCB CARD W)
お申し込み | 18歳~39歳以下(高校生除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | JCB |
もらえるポイント | okidokiポイント |
通常ポイント還元率 | 1%(パートナー店での利用で2%~10%還元) |
ポイントの使い道 | ・商品交換 ・カード利用代金の支払いに利用 ・楽天ポイントと交換(1ポイント4円) ・nanacoポイントと交換(1ポイント5円) ・AMAZONで1ポイント3.5円として利用(事前申請の必要なし) ・JCBギフトカードに交換 ・ディズニーランドチケットと交換(1ポイント約5円) |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・海外旅行傷害保険の利用付帯(最高2000万円) ・海外ショッピング保険の利用付帯(最高100万円) |
マイル交換 | JAL、ANA、スカイマイル |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費無料) QUICPayカード(発行無料) |
電子マネー | QUICPay |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行スピード | 最短3営業日 |
その他お得情報 | ・Oki Dokiランドを経由してAmazonを利用すると2倍のポイントが貯まる ・直接楽天Edyにチャージできるが、1ポイント3円となるので、楽天ポイントに交換してからチャージした方がお得 |
キャンペーン | AMAZON利用で利用代金から30%キャッシュバックなど(上限50,000円、その他利用条件あり、2021年9月30日まで) |
JCB CARD Wを選択するべき人
- 18歳~39歳までの人
- AMAZONのヘビーユーザー
- クレジットカードでマイルを貯めたい人
- とにかくポイントを貯めたい人
JCB一般カード
公式サイト:JCB一般カード
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 初年度無料(WEB入会限定)次年度以降は年間1375円 |
国際ブランド | JCB |
もらえるポイント | okidokiポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5%(パートナー店での利用で1.5%~5%還元) |
ポイントの使い道 | ・商品交換 ・カード利用代金の支払いに利用 ・楽天ポイントと交換(1ポイント4円) ・nanacoポイントと交換(1ポイント5円) ・AMAZONで1ポイント3.5円として利用(事前申請の必要なし) ・JCBギフトカードに交換 ・ディズニーランドチケットと交換(1ポイント約5円) |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・海外、国内旅行傷害保険の利用付帯(最高3000万円) ・海外ショッピング保険の利用付帯(最高100万円) |
マイル交換 | JAL、ANA、スカイマイル |
追加カード | 家族カード(年会費440円) ETC(年会費無料) QUICPayカード(発行無料) |
電子マネー | QUICPay |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Payなど |
発行スピード | 最短3営業日(即日発行にも対応) |
その他お得情報 | ・Oki Dokiランドを経由してAmazonを利用すると2倍のポイントが貯まる ・直接楽天Edyにチャージできるが、1ポイント3円となるので、楽天ポイントに交換してからチャージした方がお得 |
キャンペーン | カード利用+アプリログインで最大5,000円キャッシュバッなど(2021年9月30日まで) |
JCB CARD Wとの違い
JCB一般カード | JCB CARD W | |
基本還元率 | 0.5% | 1% |
申し込み資格 | 18歳以上(高校生を除く) | 18歳~39歳(高校生を除く) |
付帯サービス | ・海外国内旅行傷害保険の利用付帯 (最高3000万円) ・国内旅行傷害保険 (最高3000万円) | ・海外旅行傷害保険の利用付帯(最高2000万円) ・国内はなし |
年会費 | ・初年度無料(WEB申し込み限定) ・1375円(次年度以降) ※条件により無料となる | 永年無料 |
ポイントアップサービス | あり | なし |
発行スピード | 最短3営業日 即日発行に対応 | 最短3営業日 |
キャンペーン | カード利用+アプリログインで最大5,000円キャッシュバッなど(2021年9月30日まで) | AMAZON利用で利用代金から30%キャッシュバックなど(上限50,000円、その他利用条件あり、2021年9月30日まで) |
JCB 一般カードを選択するべき人
- いずれゴールドカードを持ちたい人
- すぐにクレジットカードが使いたい人
- 国内外問わず旅行したい人
Orico Card THE POINT
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | JCB,MasterCard |
もらえるポイント | オリコポイント |
通常ポイント還元率 | 1%(入会6ヶ月間は2%) |
ポイントの使い道 | ・オンラインギフト券に交換(AMAZONギフト券など) ・UCギフトカードに交換 ・他社ポイントに交換する※交換レートに注意(Tポイント、dポイントがおすすめ) ・オリコプリペイドカードにチャージなど |
換金方法 | 直接の換金方法はなし |
付帯サービス | ・お土産宅配サービス割引(10%引き) ※旅行保険は付帯せず |
マイル交換 | JAL、ANA |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費無料) |
電子マネー | QUICPay、iDなど |
スマホ決済 | Apple Pay |
発行スピード | 8営業日 |
その他お得情報 | ・オリコプリペイドカードにチャージすれば利用金額の0.25%がキャッシュバック ・オリコモールを利用してネットショッピングすれば最大17.5%還元 |
キャンペーン | キャンペーン参加で最大8,000円分のオリコポイント付与 |
Orico Card THE POINTを選択するべき人
- Amazonのヘビーユーザー
- QUICPay、iD両方に対応しているので、キャッシュレス生活を送りたい人
ライフカード
お申し込み | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | JCB,MasterCard,Visa |
もらえるポイント | ライフサンクスポイント |
通常ポイント還元率 | 0.5%(初年度1.5倍、お誕生日月は3倍) |
ポイントの使い道 | ・ギフト券に交換 ・Vプリカに交換(Visaカードと同じように使える) ・他社ポイントに交換 |
換金方法 | 2.200ポイントで10.000円のキャッシュバック(銀行振込) |
付帯サービス | カード会員補償制度(カード盗難、不正利用への補償) |
マイル交換 | ANA |
追加カード | 家族カード(年会費無料) ETC(年会費無料) ライフカードiD(無料発行) |
電子マネー | iD, 楽天Edy, nanacoなど |
スマホ決済 | Apple Pay,Google Pay |
発行スピード | 最短3営業日 |
その他お得情報 | ・1年間に50万円以上の利用で300ライフサンクスポイントが付与 ・L-Mallを利用してネットショッピングすると還元率がアップ(最大25倍) ・お誕生月(ポイント還元率1.5%)にVプリカ・auWALLET・モバイルSuicaにチャージしておく ※楽天Edy,nanacoへのチャージはポイント付与されないので注意 ・お誕生日月限定で、ライフカードとソラチカードの組み合わせでマイル還元率2.25%になる ※ソラチカードは年会費2.000円(税別)が必要 |
キャンペーン | 新規入会+カード利用に応じて最大10,000円分のポイント付与 |
ライフカードを選択するべき人
- ポイントアップキャンペーンをまめにチェックできる人
- サブカードを検討している人(ポイントアップキャンペーン中のみの使用に絞る)
- 家計が同一の家族の誰かがすでにライフカードを利用している人(お誕生日月のポイント3倍月が複数月利用できるから)
国際ブランドのクレジットカード
Visa,Master Cardなど、名前はよく聞きますが、違いは何なのか分からないという人も多いのではないのでしょうか。
違いが分からないと、なんとなく会社を選んでクレジットカードを作ってしまいますよね。
- そもそも国際ブランドとは何なのか
- それぞれの特徴(VISA・Master Card・JCB・American Express・Diners Club)
- ブランドを選ぶ基準は何か
について紹介します。
国際ブランドとは
国際ブランドとは国際的な決済機能提供会社のブランドを指します。
国際ブランドのクレジットカードは大きく2種類に分類できるのです。
1つが自社ブランドのカードを発行せず、決済機能の使いやすさにこだわった国際ブランドです。VISA・Master Cardがこれに該当します。
もう1つは旅行、エンターテイメント分野に力をいれ、自社カードを発行している国際ブランドです。American Express・Diners Clubがこれに該当します。
それぞれのカードの特徴
それぞれのカードの特徴を加盟店の数、使いやすい国、プロパーカード、代表カード、サービスの充実度を基準にして比較していきます。
Visa
加盟店の数 | 使える国 | プロパーカード | 代表カード | サービスの充実度 |
国内・海外ともに多い | 海外の主要国なら問題なく使用できる | なし | 三井住友カード | 所有カードによる |
Visa社はアメリカに本社を置く会社です。
一般的にVisaカードといわれるものは「Visa社がライセンスを与えた会社が発行したクレジットカード」のことを指します。
Visa社は独自のクレジットカードを発行しておらず、決済機能の使いやすさを追及している会社です。
ポイント還元率はライセンス契約をしている会社が発行するカードの種類によって異なります。
Visa社とライセンス契約をしており、基本のポイント還元率が高いものは楽天カードやdカードです。
還元率は1%~となっています。
Visaカードは国内でクレジットカードが利用できる店舗ではほぼ100%利用できます。
主要な海外の国ではほとんどの国で利用可能です。
海外旅行の際にVisaカードを1枚は持っておくと支払いに困ることはないでしょう。
Master Card
加盟店の数 | 使える国 | プロパーカード | 代表カード | サービスの充実度 |
国内・海外ともに多い ※Visaよりは少ない | 海外の主要国なら問題なく使用できる 中でもシンガポールは使いやすい | なし | 三井住友カード | 所有カードによる |
Master Cardはアメリカに本社を置き、決済機能を提供している会社です。
Master Cardも自社発行のカードはありません。
したがって、Master Cardといえば、ライセンス提携した会社が発行しているカードを指すことになります。
Master Cardもライセンス契約した会社が発行したカードの種類によってポイント還元率は異なります。
ポイント還元率が高いカードの中で代表的なものは、やはり楽天カードやdカードで、1%~の還元率となっています。
加盟店の数はVisaよりも少ないですが、ほとんどの店舗で使用できます。
日本国内ではMaster Card1枚あればどこでも困ることはないといえるでしょう。
以前はヨーロッパでは使いやすいがその他の国では使用できる店舗が少ないと言われていました。
しかし、現在では利用可能な国が増えています。
主要な海外の国では問題なく利用可能です。
さらにシンガポールにおいてはMaster Cardのほうが使いやすいとまでいわれています。
JCB
加盟店の数 | 使える国 | プロパーカード | 代表カード | サービスの充実度 |
・国内はほぼ全ての店舗で利用可 ・海外では加盟店を増やしている(国際シェア第5位) | ・日本人が観光で良く訪れる国では利用可能範囲は広い (韓国、台湾、香港などのアジア諸国など) ・アメリカ、ハワイ、グアムでは日本人の行動範囲内にはる店舗で利用可能 | あり | JCB Card W | 所有カードによる |
JCBは5大国際ブランドの1つです。残りの4社全てがアメリカに本社を置く中で唯一日本に本社を置く国際ブランドのカード会社です。
日本国内ではクレジット決済可能な店舗のほぼすべてで使用可能なカードです。
しかし、海外ではVisaやMaster Cardと比べると使用できない店舗もあることは事実です。
海外での使用を充分なものにするため、現在も加盟店舗を拡大しています。
さらに、他の会社と相互開放について提携することによって利用可能な範囲を広げています。
相互開放とは、「お互いの加盟店でクレジットカードを利用できる」契約を結ぶということです。
American Expressとはカナダ、オーストラリア、日本での相互解放について提携しています。
ディスカバーとはアメリカ、日本での相互開放について提携しています。
国際ブランドをJCBにした場合、ポイント還元率が高いカードの代表は楽天カードとJCB CARD Wで1%です。JCBの一般的な還元率は0.5%ですから、2倍の還元率になります。
JCBブランドを選ぶか悩んでいる人は海外旅行の予定や旅行先の違いで決めましょう。
海外旅行の予定がない場合はJCBカードを選んで間違いないでしょう。
海外旅行に行くが、日本人観光が多い場所にしか行かない場合もJCBカードを選んでおけば支払いに困ることはありません。
海外旅行で日本人観光客があまり行かないような場所に行く場合にはやはりVisaやMaster Cardのどちらかも持っていた方が安心でしょう。
American Express
加盟店の数 | 使える国 | プロパーカード | 代表カード | サービスの充実度 |
・日本国内では都市部の高級店、生活インフラ、コンビニ等が主な加盟店 ・海外ではJCB,Diners Clubよりは加盟店が多い | アメリカでは特に使いやすい | あり | アメリカンエキスプレスビジネスカード | ・空港ラウンジの利用 ・海外旅行保険の補償額が高額 その他海外での補償が充実 |
American Expressはアメリカに本社を置く国際ブランドのカードです。
トラベルアンドエンターテインメントカードとして顧客満足度を上げることを追及してきた会社です。
顧客サービスが充実しているため、年会費が高く、富裕層向けカードといわれています。
日本においては、JCBと相互開放について提携するまではすこし使いづらいカードでした。
都市部の高級店や、生活インフラ、大手チェーン店など限られた場所での利用に限られていたからです。小売り店舗などでは使用できないことが多く、支払いの際に困る場面も多々ありました。
しかし、JCBと相互解放について締結したことによって使用可能範囲が各段に広がりました。
JCBカードは日本においてクレジット決済を採用しているほぼすべての店舗で使用できるカードです。
相互開放について提携したことによってAmerican Expressも一部店舗を除いて、JCBカードが使えるお店で使用可能となりました。
その結果日本での利便性が各段にアップしたというわけです。
American Expressは数種類のプロパーカードを発行しています。
ポイント還元率を見てみると、基本的な還元率は0.5%で決して高いとはいえないでしょう。
しかし、ANAマイルに関しては還元率が1%と他社カードと比較して高還元率といえます。ANAマイルが貯まりやすいとして有名な楽天ANAマイレージクラブカードもマイル還元率が1%です。
高還元率と言われているカードに肩を並べるマイル還元率の高さがポイントですね。
マイルを貯めたい人、海外で充実したサービスを受けたい人はAmerican Expressカードがおすすめです。
Diners Club
加盟店の数 | 使える国 | プロパーカード | 代表カード | サービスの充実度 |
・国内ではレストラン、デパート、スーパー、コンビニなど主要店舗では利用きるが、加盟店他社に比べ少ない | ・アメリカ・ハワイ・グアムで使える | あり | ダイナーズクラブカード | ・空港ラウンジの利用 ・海外旅行保険の補償額が高額 ・レストランでの優待 |
Diners Clubカードは最も古くからある国際ブランドです。
知名度は他社に比べて低くなりますが、サービスが非常に充実しています。
旅行に関するサービスが充実しているほか、レストランやゴルフでの優待も充実していると評判です。
日本では使用可能な店舗が少なかった印象でしたが、JCBと相互開放について提携したことによって使用可能な範囲が広がりました。
海外では、特にアジアで使えない店舗が多いです。
ヨーロッパにおいても使用できない店舗が多く、American Expressは使えてもDiners Clubは使えないという店舗がよくあります。
アメリカではほぼどこの店舗でも使える国際ブランドがディスカバーです。
Diners Clubカードディスカバーと相互開放について提携しています。
そのため、アメリカで使用できずに困るということはないでしょう。
Diners Clubのプロパーカードのポイント還元率は1%と他の国際ブランドと比べると高いです。
ただし、マイルへの交換は還元率が非常に低いので注意しましょう。
Diners Clubカードは充実したサービスが特徴です。
アメリカに旅行に行く人、レストランをよく利用する人、旅行で充実したサービスを受けたい人におすすめなカードといえるでしょう。
クレジットカードを選ぶ際のポイント
ここまで10種類のクレジット―カードの特徴と5大国際ブランドを紹介してきました。
次に、実際にクレジットカードを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 年会費
- 還元率
- 用途
- 付帯サービス
以下ではそれぞれについて解説します。
年会費
クレジットカードの年会費とは、クレジットカードを利用するにあたり、年に一度支払う金額のことをいいます。
クレジットカードは商品購入の際にキャッシュレスで支払う場合に便利です。
また、キャッシング機能がついていたり、さまざまな保険やサービスが受けられます。
このようなサービスを利用するために年会費を支払う必要があるのです。
年会費はさまざまで、無料のもの・初年度のみ無料のもの・条件達成で無料となるものなどクレジットカードによって異なります。
年会費が必要なものは、年会費が無料のクレジットカードと比べて充実したサービスを受けられるという傾向があります。
とにかくお金を掛けずにクレジットカードを持ちたい人は年会費永年無料のクレジットカードを選択することが一番です。
反対に、旅行の際にある程度高額補償が欲しい、その他充実したサービスも受けたいという人は、年会費が必要なクレジットカードを検討しましょう。
また、サービス面だけでなく、カードの利用状況によっては年会費を支払った方がお得な場合もあります。
具体的には、クレジットカードの使用額が高い人は年会費を支払った方がお得になるという例です。
多くの場合、年会費が必要なカードは無料のカードに比べてポイント還元率が高く設定されています。
クレジットカードの使用額が高い人は年会費が必要なクレジットカードを使用することで、速いスピードでポイントを貯められる可能性があるというわけです。
還元率
クレジットカードはポイント還元制度が組まれています。還元されたポイントはショッピングで使用できたり、支払いに充当できたり、現金化できたりします。
例えば、1000円のショッピングをすれば5ポイントもらえるクレジットカードがあるとします。この場合の還元率は0.5%といえます。
還元率は0.5%~1%が一般的です。
また、基本の還元率に加えて、特定の店舗での使用や、一定の条件で還元率が上昇することがあります。還元率が上昇するサービスが自身の生活スタイルと合致すれば見た目以上に
お得なカードともいえます。
用途
クレジットカードを持つ人も用途はさまざまではないでしょうか
- 特定のお店だけでクレジットカードを利用する人
- 生活費の支払いをクレジットカードで行っている人
- 海外旅行によく行く人
- ステータスの一つとしてクレジットカードを所持する人
それぞれの用途に合わせてクレジットカードを選ぶのもポイントです。
特定のお店だけでクレジットカードを利用する人
特定のお店でだけクレジットカードを利用する人はなかなかポイントが貯まらないのでお困りではないでしょうか。
使用するお店が決まっている場合には、特定のお店の優待サービスが受けられるカードにすることをおすすめします。
コンビニでクレジットカードを使う人
たとえば、三井住友カードナンバーレスはタッチ決済をすると、コンビニ大手3社で最大5%の還元率になります。
さらに各コンビニ別でお得なカードもあります。
百貨店・デパートでクレジットカードを利用する人
エポスカードはマルイでよく買い物をする人には割引優待があるのでお得なカードです。タカシマヤカードはタカシマヤオンラインで買い物すると脅威の8%還元となるカードです。
使用額が多い特定の百貨店がある人は、各百貨店が発行しているカードを利用することをおすすめします。
家電量販店でクレジットカードを利用する人
家電量販店での買い物は高額になることが多く、クレジットカードを使用する人も多いのではないでしょうか。
ヤマダLABIカードはヤマダ電機で買い物するとポイント還元率実質10.5%です。その他、各家電量販店からカードが発行されているので、自身のよく行く店舗でのクレジットカード発行でお得にお買い物ができますね。
ネット通販でクレジットカードを利用する人
ネット通販で代金を支払うとき、クレジットカード決済以外だと代引き手数料や振込手数料がかかってしまいますよね。
そのためネット通販だけクレジットカードを利用するという人も多いのではないでしょうか。
ネット通販系クレジットカードは楽天カードやAmazon Mastercardクラシックなどがあります。ネット通販では楽天派かAmazon派に分かれるので、自身のよく使うネット通販会社のカードを持っておくと便利です。
楽天カードではポイントアップイベントが頻繁に行われているのでネットショッピングは楽天で行うと決めてポイントをたくさん貯めるとお得です。
Amazon Mastercardクラシックも通常のお買い物でも1%の還元率で、さらにAmazonでの買い物が1.5%、プライム会員なら2%と高還元率です。
このように、ネット通販でクレジットカードを利用する人は、よく利用する通販会社のクレジットカードを持っていても損はないでしょう。
生活費の支払いをクレジットカードで行っている人
生活費に毎月数十万以上支払っているという人も多いのではないでしょうか。
生活費を支払ってポイントがつけばかなりお得です。
生活費の支払は多岐にわたります。
そこで、あらゆる場面でポイント還元率が高いクレジットカードを利用することをおすすめします。
通常のクレジットカードは0.5%~1%の還元率であることは先ほども述べました。
しかし、基本還元率が1%以上のクレジットカードも存在するので、ぜひ還元率が高いカードで生活費を支払ってください。
還元率の差は些細なものに見えるかもしれませんが、生活は一生続くものです。10年後、20年後にはその差が大きなものになっています。この機会に少しでも還元率の高いカードを選択してください。
海外旅行によく行く人
海外旅行によく行く人は、海外旅行傷害保険が付帯しているものや、空港ラウンジの使用ができるものやマイルが貯まりやすいクレジットカードを選択することをおすすめします。
海外旅行に行く際に掛け捨ての保険に入る場合が多いですよね。クレジットカードの種類によっては海外旅行傷害保険や、ショッピング保険が付帯しているものがあります。
クレジットカードの年会費が上がるにつれて補償額も充実したものになる場合が多いです。
気を付けなくてはならないのが、クレジットカードを利用した場合に限って補償される利用付帯なのか、クレジットカードを所持しているだけで補償される自動付帯なのかです。
年会費無料のカードでも自動付帯のものもあります。
自身の希望の補償額と、補償の内容、年会費のバランスをみてクレジットカードを選んでください。
飛行機代は高額な場合が多く、マイルを貯めてお得に旅行したいですよね。
マイルと通常のポイントを比較すると、マイルは一般的に還元率が低く貯まりにくい傾向にあります。
マイルが貯まりやすいクレジットカードはあるのですが、年会費が高いものが多いです。
しかし、マイルが貯まりやすく、年会費が高いクレジットカードは保険の補償額が高かったり、空港ラウンジが無料で使えるなどサービスが充実しているものが多いです。
そのため、年会費と、自身の受けたいサービスとのバランスを考えてクレジットカードを選びましょう。
ステータスのひとつとしてクレジットカードを持つ人
社会的地位が高い人はステータスのひとつとしてゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなどを所持することがあります。
ステータスのひとつとされているカードは年会費が高いだけでなく、所持するための審査が厳しいことで有名です。
「審査が厳しいカードを所持している=社会的地位が高い」と周囲は認識しています。
そのため、人前で会計する場面が多い人もステータス性の高いクレジットカードを所持する人が多いです。
ステータス性の高いクレジットカードは飛行機の座席がランクアップしたり、レストランでの優待や、イベントへの招待などサービス面も充実しています。
付帯サービス
クレジットカードの付帯サービスは、旅行やショッピング保険・旅行サポート・提携店でのポイントアップや優待の3つに分類できます。
旅行ショッピング保険は利用付帯か自動付帯かについて注意しておく必要があります。
また、クレジットカードによっては海外旅行は補償されるが、国内旅行は補償されないといった場合もあります。そのため、クレジットカードの付帯サービスを細かく確認する必要があります。
旅行サポートとは、空港ラウンジを利用できたり、旅先でレストランなどの手配をしてくれたりとさまざまなサービスがついています。旅行やショッピング保険・旅行サポートは年会費とサービスの充実度は比例しています。
付帯サービスの違いでクレジットカードを選ぼうとしている人は以下のことをポイントにしてください。
旅行先は海外か、国内か、補償内容はどのようなものがいいか、旅先でどのような内容のサポートを受けたいかです。そして、年会費とのバランスを考えて最適なクレジットカードを選択するのがいいでしょう。
まとめ
クレジットカードはカードによってさまざまな特徴があることが分かっていただけたのではないでしょうか。
みんな1枚は持っているクレジットカードですが、生活スタイルが同じ人はいないでしょう。
最適なクレジットカードはその人の生活スタイルによって異なります。
また、メインカードを選択するのか、サブカードを選んでいるのかでも最適なカードは変わってきます。
選択肢が多いクレジットカードですが、まずは年会費、還元率、用途、サービス面を主な基準にしてみてください。
本記事を参考にして、自身にとっての最強クレジットカードをみつけてくださいね。