ドローンの屋根点検は自分でしても大丈夫？準備をしっかり行おう

屋根の点検をするなら業者に依頼することが多いですが、その場合は費用がかかってしまいます。

もし、業者を利用せずに屋根点検をしたいならドローンを利用できます。

ドローンにはカメラが付いているので、操縦できるなら自分で屋根点検することは可能です。

今回はドローンの屋根点検について紹介していきます。

ドローンの屋根点検を自分で行うためには？

ドローンを利用して自分で屋根点検を行うことは可能です。

自分で屋根に登って点検するなら専門ではないので落ちてしまうリスクがありますが、ドローンは撮影して屋根の状態を確認できるため危険性が低いです。

ただ、自分でドローンによる屋根点検をするならポイントを把握しておくことが大事です。以下の点を確認しておきましょう。

飛行する際のルールを確認

ドローンを飛行させるためにはルールの確認をしておくべきです。

ドローンは航空法や電波法など、いろいろな法律を守って飛行させなくてはいけません。

もし、ルールを破って飛行させることになれば懲役や罰金などの罰則があるため、内容を確認しておくことが大事です。

例えば、ドローンは夜間の飛行は原則禁止です。

夜にドローンを飛ばして屋根を点検したことが発覚すると、50万円以下の罰金が要求されることもあるため、ルールを確認しておきましょう。

また、自分の住んでいる都道府県や市区町村の条例によって、ドローンの飛行に規制があることも考えられます。

ドローンの屋根点検で見られる場所を確認

ドローンで屋根点検をするときは、どの場所を点検するのか予め確認しておくべきです。 

また、屋根点検では屋根割れ、屋根材の崩落、劣化、また外壁の破損やひび割れなどが見られます。

屋根や外壁がひび割れや破損している状態だと、雨漏りなどの被害を受ける可能性が高くなります。

この部分をドローンで確認して、劣化具合がひどいようなら業者に依頼することを検討すべきです。

ドローンで屋根の損傷を写真に撮っておくと、業者もスムーズに行動できるでしょう。

使用するドローンを確認しておく

 自分で屋根点検をするなら使用するドローンを確認しておくことも大事です。

ドローンは様々なタイプがあり、大きさも性能も変わってきます。

もし、自分で屋根点検を行うならドローンの性能について以下の点を確認しておくことがおすすめです。

200g未満で2.4GHz帯のドローンだと航空法などの規則の対象外になっているため、法令を気にせずに飛行することが可能です。

ドローンの大きさによっては重量が大きいものや電波が高いものもあるため、屋根点検の際に購入を考えるなら内容を確認しておきましょう。

また、自分の敷地以外で飛ばさないようにすることも大事です。

自分の敷地なら、ドローンの操縦を誤って屋根を傷付けたとしても自分の責任で対処できますが、他の家の屋根や敷地に入ると法律の罰則や損害賠償の原因となります。

ドローンを利用する際の内容を確認して、購入を考えてください。

屋根点検にはドローンルーファーがおすすめ

屋根点検の際に「どのようなドローンがいいの？」と疑問を感じることもあるでしょう。

様々なドローンがある中でおすすめはドローンルーファーです。

ドローンルーファーがおすすめなのは以下の理由があるからです。

操縦が簡単

ドローンルーファーは「タップ操縦」と言われるものを取りれているため、簡単で安全に操縦できるような仕組みになっています。

操縦はタブレット端末の画面をタップするだけで気になる箇所をズームで確認できるので、直感的な操作が可能です。

慣れれば自由に操縦できるため屋根点検で飛行させるには最適なドローンです。

タブレットやスマホを扱うようにドローン操縦することができるでしょう。

法的なサポートも行っている

ドローンルーファーは法的なサポートも行っており、飛行許可申請の代行やメールマガジンやLINEを通した法規則の最新情報もお知らせしてくれます。

ドローンに関しては法律も変化することが考えられるため、常に最新の情報でドローンを飛行させることが可能です。

屋根点検するときにどんな点に注意すればいいのかも理解できるため、大きなサポートになるでしょう。

屋根点検を自分で行うために資格の取得も考えよう

 自分でドローン飛行して屋根点検させたいなら、資格を取得するのもいいでしょう。

2022年11月現在、ドローンを飛ばす際に必要な資格や免許は無くても大丈夫です。

ただ、資格を持っているならドローンを飛ばす際のスキルを習得していることになるため、自信を持つことができます。

屋根点検の際に取得しておきたい資格には何があるのかおすすめを紹介します。

UAS LEVEL2

株式会社ドローンネットが運営のスカイファイトが発行している『UAS LEVEL2』は、国土交通省・管理団体認定の技能認定資格です。

スカイファイトでは、コース中に使用するドローンを全て無料レンタルできるので、ドローン購入費用がかからない点がメリットと言えます。

また、スクールのスケジュールは自由に組めるので好きな時間帯で講習可能です。

営業時間は11時～21時です。

スカイファイトで取得できる資格や証明書は、全部で3種類あります。

UAS LEVEL2の資格や飛行証明書を持っていると航空局への飛行許可申請が一部簡略化され、スムーズにドローンを飛ばすことができます。

スカイファイトでは、目的に合わせたコースを選択可能です。

認定資格の受講費用は、認定試験料5,000円とコース代が15万円～22万円（税込）です。

基本的な操縦技術から本格的な空撮テクニックまで身につくコースがあります。

スカイファイトが発行するUAS LEVEL2は、ライセンスの維持が必要になりますので毎月980円の月額料金が発生します。

年額払いもありますが、安くなるわけではないので月額払いでも良さそうです。

UAS LEVEL2の再発行には5,000円が必要になるので、資格の紛失には気を付けてください。

ドローン操縦士回転翼3級

「ドローン操縦士回転翼3級」は、一般社団法人ドローン操縦士協会によって発行される資格です。

この資格を取得しているとドローンに必要な操縦技術を得ていることが証明でき、自由自在にドローンを操縦できる自信を持つことができるでしょう。

「ドローン操縦士回転翼3級」は専用の練習機により技術を学習して習得します。

また、この資格を取得すれば保険が付帯されることになるため、ドローンで万が一トラブルが発生したとしても安心です。

屋根点検の場合は特に住宅地で飛行させるため、保険が付いているならトラブルを気にせずに飛行可能です。

受講日数は3〜4日ほどであり、費用は25万〜32万円ほどになっています。

無人航空従事者

無人航空従事者はドローン検定協会から発行されている資格です。

2015年から発行されており、無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価して、資質向上を図ることを目的としています。

この資格はドローンスクールに通って資格取得するのではありません。

各地で開催される試験会場で50問程度の筆記試験を受け合否を決め、検定合格後に実技講習団体で飛行経験をして技能を身に付けます。

この資格の習得には基礎知識や用語、そして物理学や工学気象、法令などを理解しておくことが大事なので、技能よりも知識に特化しています。

つまり、ドローンを使用して屋根点検する際に必要な知識を得られるので、資格を持っていると法令を遵守して飛行可能です。

階級は1〜4級に分かれているので、自分のレベルに合った階級で挑戦してみましょう。

自分でドローンの屋根点検をするための準備を整えよう

自分でドローンによる屋根点検を行うときは、しっかり準備を整えることが大事です。

自分でドローン飛行するときは、スキルや知識を身に付けておかないとトラブルの元になることもあります。

また、ドローンで屋根の問題が発覚したなら、業者に依頼して適切に改善してもらうことも大事です。

自分でドローンの屋根点検を行う際は今回の内容のポイントを押さえておきましょう。