【2022年最新版】ドローン教習所はどれを選んだらいい?選び方について解説

ドローン教習所はどれを選んだらいい?選び方について解説 ドローン
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ドローン教習所は、ドローンの操縦に必要な法規制や安全管理、飛行技術が学べる講習機関のことです。

現在、ドローンを操縦するのに、ドローン教習所のカリキュラムを修了することは必須ではありませんが、ドローン教習所で学ぶ人が増えています。

この記事では、おすすめのドローン教習所を紹介すると共に、その選び方を解説します。

ドローン教習所は全国にどのくらいあるの?

2022年12月現在の航空局ホームページに掲載されている団体数は、1,474団体です。

初公表した2017年の43団体から、わずか5年間で約35倍に増加しています。

ドローンの教習所は全国にあるため、お住まいの地域からもっとも近いところで講習を受けられるようになっています。

ドローンの教習所の費用はどのくらい?

ドローンの民間認定資格の取得を目標にしたドローンの教習所の費用は、平均20万円~40万円といわれています。

現在、ドローンの国家資格がないことから、ドローン教習所の資格取得プログラムの内容にもばらつきがあるといわれています。

ドローンの教習所によっては、インストラクターの数が少なすぎたり、飛行訓練が少なかったり、オプション料金が高かったりするという問題もあります。

自分の目的に合った、最適な教習所を選ぶにはどのようにしたらよいのでしょうか。

ドローン教習所ではどんなことが学べるの?

ドローン教習所では、主に、ドローンの基礎知識が学べる基礎コースと、飛行技能などが学べる技能コース、仕事内容に特化した専門コースに分かれています。

コース名 内容
基礎コース ドローンの操作に必要な基礎知識や法規制を学びます。
事前準備、安全性、メンテナンスの方法が学べます。
応用コース ドローンを仕事で使うための技能実習を行います。
専門コース 空撮コース、点検コース、外壁調査コース、農薬散布コースなど
仕事内容に特化した内容が学べます。

このほかにも、特定の機体で飛行演習を行うプログラムや、有名なパイロットを招いて講習を行うプログラムもあります。

ドローン教習所のコースを修了するにはどれくらいかかるの?

ドローン教習所では、多くのコースが2日~5日で履修できるようになっています。ただし、フルリモートコースの場合は受講者によって履修期間が異なります。

教習所によっては、コース修了後に数カ月間のサポートがつくところもあります。

ドローン教習所にはどうやって通うの?

近くのドローン教習所に通学する

ドローン教習所は全国にあるので、自宅から近い教習所で学ぶことができます。

インターネット上で、「ドローン教習所」+「お住まいの地域」で検索すると、最寄りのドローン教習所が表示されます。

Drone Biz School(DBS)東京校

引用:Drone Biz School(DBS)東京校

「Drone Biz School(DBS)東京校」は、国土交通省登録管理団体、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)の認定校で、DPAの認定資格である「ドローン操縦士回転翼3級」を4日で取得できるプログラムを提供しています。

コースは、次の3つがあります。

コース名 内容
オープンコース ドローン初心者向けのコースです。
DBS認定資格「DBSオープンコース技能認定」を取得できます。
期間:2日
費用:13万2,000円(税込)
アドバンスコース 国土交通省登録DPA認定資格「ドローン操縦士回転翼3級」が取得できるコースです。
取得者は、国土交通省の飛行許可申請を簡略化できます。
DBS認定資格「DBSアドバンスコース技能認定」を取得できます。
期間:2日
費用:22万円(税込)
外壁調査基礎コース ドローンを使った外壁調査の流れが理解できるコースです。
現役の外壁調査のパイロットが監修したカリキュラムで構成されています。
DBS認定資格「外壁調査基礎コース修了証」を取得できます。
期間:2日
費用:33万円(税込)

一方、オンラインに特化した教習所や地方に宿泊して学ぶ教習所もあります。

オンライン講座で学習する

オンライン講座なら時間・場所に囚われないので気軽に始めることができます。

デイトラ

引用:デイトラ

「デイトラ」は、オンラインに特化した学習スクールです。Web制作、アプリ制作などのオンラインコースを提供しています。

デイトラでは、完全オンラインの「ドローンコース」を提供しています。ドローンコースでは、3ヶ月間ドローンを3台無料レンタルでき、座学から実技の試験対策ができるカリキュラムをフルリモートで受講できます。

オンラインコースの受講後に、商用パイロット試験を受験して合格すると「UAS Level2技能認証カード」と「10時間飛行履歴証明書」が取得できます。

複数の場所でドローンを飛ばす場合には、国土交通省から「飛行経路包括申請」をする義務がありますが、「UAS Level2技能認証カード」と「10時間飛行履歴証明書」があれば、手続きを簡略化することができます。

合格後は、月額980円でライセンスを維持できます。

コース名 内容
ドローンコース ・全編オンラインによる学習
・無期限のカリキュラム閲覧権限
・実務経験者による3カ月の学習サポート
・3ヶ月のドローン無料レンタル
・実技と座学の試験対策
費用:7万9,800円(税込)

宿泊型のドローン講習に参加する

宿泊型講習なら実際に空撮を行うなど、実務に近い擬似体験が可能です。

楽天ドローンアカデミー

引用:楽天ドローンアカデミー

「楽天ドローンアカデミー」は、宿泊型のドローン教習所です。楽天ドローンアカデミーは2021年12月に開講し、群馬県の水上温泉郷で学べるドローン教習所です。

楽天は、ドローンを活用した物流サービス「そら楽」を展開しており、楽天モバイルや楽天損保を使った点検作業も行っています。

楽天ドローンアカデミーでは、楽天モバイルや楽天損保で使っている「点検報告」を活用しながら、「点検空撮」などの実践的なカリキュラムを提供しています。

水上温泉の自然に囲まれた環境で、大型の産業用ドローンの飛行訓練ができるのが特徴です。

コースには、「入門基礎コース」と「ビジネス応用コース」があります。コースのそれぞれの特徴は、次のとおりです。

コース名 内容
入門基礎コース 空撮をやってみたい人向けのコースです。
ドローン操作に必要な知識や、空撮に必要なスキルが学べます。
期間:2日間
費用:13万2,000円(税込)
飛行時間:約5.2時間
ビジネス応用コース 産業用の大型ドローンを使って、点検の実務を学ぶコースです。
点検の仕方や報告書の書き方が学べます。技能実習では、校舎の屋根や外壁の点検のための空撮を行います。
期間:3日間
費用:27万5,000円(税込)
飛行時間:約10時間

入門基礎コース、ビジネス応用コースのいずれも、DJI製のドローンを使います。

ドローン教習所はどれを選んだらいい?

ドローン教習所は、どれを選んだらよいのでしょうか。

無人航空機の講習団体または管理団体一覧から選ぶ

信頼のあるドローン教習所に通うなら、航空局のホームページに掲載されている「無人航空機の講習団体一覧」または「講習団体を管理する団体」から選ぶとよいでしょう。

講習団体は、国が一定の教育能力を認めたドローン教習所のことで、管理団体は、講習団体を管理する組織のことです。

国から認定されている分、カリキュラムにも信頼がおけるのではないでしょうか。

自分の目的に合った教習所を選ぶ

ドローン教習所は、自分の目的に合ったものを選ぶべきでしょう。

たとえば、自宅の周辺に通学できるドローン教習所がなければ、オンライン講習を選ぶ、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)の認定資格「ドローン操縦士回転翼3級」を取得したいのであれば、DPA認定校を選ぶなどです。

ドローン教習所に行くメリットは?

「ドローン検定」のように、ドローン教習所に行かなくとも、ドローン検定試験が受験できるものもあります。

ドローン教習所に行くメリットは何でしょうか。メリットを6つあげてみました。

メリット①法規制や安全対策が学べる

国内でドローンを操縦するには、さまざまな法規制に従う必要があります。知っておかなければならない法規制は、次のとおりです。

  • 航空法
  • 小型無人機等飛行禁止法
  • 電波法
  • 道路交通法
  • 条例

これらを独学でマスターするには、かなりの学習時間が必要です。

また、法規制のほかにも飛行に関する事前準備や、安全対策なども学ぶことができます。

メリット②ドローン関係の仕事に就くときに有利

独学でドローンの資格を取得した人に比べて、ドローン教習所のカリキュラムを修了した人のほうが、就職に有利になるといわれています。

ただし、就職先によって異なるので、事前に確認するようにしましょう。

メリット③仕事に応じた専門のコースが選べる

「ドローンで空撮をしたい」「ドローンで点検業務を行いたい」「ドローンで農薬散布をしたい」という明確な目的を持っている人もいるでしょう。

教習所によっては、「空撮コース」「点検コース」「農薬散布コース」など、専門のコースが用意されていることがあります。

メリット④ドローンの機体がレンタルできる

ドローン教習所では、ドローンの機体がレンタルできるところもあります。初心者の場合、機体を持っていないことが多いので、機体の購入前に、レンタル機で飛行訓練ができるのはとてもありがたいシステムといえるでしょう。

メリット⑤2022年12月5日に始まるドローンの国家免許の一部または全部が免除される可能性がある

国土交通省が認可したドローン教習所を修了していると、2022年12月5日に始まるドローンの国家免許を受験するときに通常10時間以上かかる試験が、学科4時間、実技試験2時間に免除されます。

メリット⑥国土交通省の飛行許可申請の手間を省ける

国土交通省が認可したドローン教習所を修了し、資格に合格していると、国土交通省の飛行許可申請の手間を省くことができます。

このように、ドローン教習所で学ぶことは、いろいろなメリットがあるといえるでしょう。

今すぐドローン教習所に通ったほうがいい?

結論からいうと、今すぐ通わないほうがよいでしょう。2022年12月5日にドローン操縦の国家免許制度が始まります。

新制度が始まることで、ドローン操縦士に求められる知識や技能が、変更になる可能性が高いからです。

今後ドローン市場は拡大する?

2021年にインプレス総合研究所が発表したドローンビジネス調査報告書2021」によると、2025年度のドローンのサービス市場は、急成長する見込みです。

ドローンのサービス市場は、4,361億円(2020年度の約5.3倍)、ドローンの機体市場は1,310億円(2020年度の約2.2倍)、ドローン周辺サービス市場は797億円(2020年度の約2倍)に成長すると予測されています。

産業用ドローンの機体は、農薬散布、設備点検、物流、測量用のものが多く販売されています。特に、農薬散布機用のドローンの需要が高いようです。

産業用ドローンの活用が拡大するにつれ、熟練のドローン操縦士のニーズも高まっていくでしょう。

ドローン教習所を修了したらすぐ仕事はあるの?

結論からいえば、ドローン教習所を修了しただけでは、すぐに仕事はありません。

ドローン教習所は、2日~5日の短期間で、ドローンの操縦に必要な知識を学ぶところです。ドローン教習所のカリキュラムを修了しただけでは、熟練の技術を取得できないと考えたほうがよいでしょう。

熟練の技術を取得するには、操縦経験を積むしかありません。いろいろな現場に出向いて、スキルを磨くようにしましょう。

まとめ

ドローン教習所には、さまざまな種類があり、自分の目的に合ったコースを選択することができます。

最近はフルリモートで受講できるコースもあり、自宅にいながら好きな時間にドローンについて学ぶことができます。

しかし、2022年12月5日にドローンの国家免許制度がスタートするため、今からドローン教習所に通って、焦って学習するのはおすすめしません。

ドローンの教習所に通うには、国家免許の詳細内容が明らかになってからでも遅くはなさそうです。

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